peppermint-fk’s blog

日々の暮らしの中にあること

アートとデザインの違いは「1対1」、「1対多」。

*アートは1対1、デザインは1対多で考えてみました*

アートとデザインの境界線をはっきり分けるとすれば、どんなことがあるでしょうか。

この2つの違いとはなんだろうかと考えてみました。

それは

アートは1対1デザインは1対多へ伝えるもの。

これで切り取ったアートとデザインの違いを5つの軸で考えました。

この5つの軸でわかった違いで、アートとデザインの役割や

日々の暮らしに活きていることが浮き彫りになれば

これまで何気なく見ていたものや見過ごしていたものから

暮らしが楽しくなるヒントが見つかるかもしれません。

 

 

1 アート代表・絵画とデザイン代表・イラストレーション

 美術館では名画に会うことができます。そのほとんどは1点もの。鑑賞する人は、その作品が持つエネルギーを直に感じることができます。

 一方、イラストレーションの場合、商業広告などのもと何らかの訴求目的のために描かれることがほとんどです。ひと昔前なら挿絵と言われていました。そのイラストは印刷などで多くの人の目に触れることになります。何かに付随してまたは何かを補足するため、意味づけのための役割を担います。

 

2 プライベートな空間とパブリックな空間

 アートはその多くがギャラリーや美術館といった場で私たちは出会います。その希少性ということからかなり限られた場が設定され、アート作品と鑑賞する人との間にはある一定のプライベートな空間が生まれます。

 デザインされたものは、瞬時に不特定多数の人が見られる場が選ばれます。掲示されたポスター、建築物、TVで流れるコマーシャルなどは人の目に留まる様々な工夫がなされ、パブリックな空間で私たちはそれらを見ることになります。

 

3 能動的なアートと受動的なデザイン

 アートは観る人がその対象物を選びます。そして、鑑賞者はその作品と対峙し、その作品から何らかを感じ、時には議論することに発展したりします。アートという1つの作品に対して人はしばしば能動的な行動をとります。

 デザインは身の回りに溢れていて生活の中に活きています。ある意味、私たちに勝手に訴えかけてくるともいえます。例えばテレビコマーシャルや街角に貼られたポスターなどは、こちらが求めていなくても視界に飛び込んできて、知らぬうちに、あー面白いCMだなあ、とか、へえーこんなイベントがあるんだ、などと見る側は受け身な状況でそれらを目にしたりします。このように見る側を受動的にする狙いには、多数の人に訴求することが大きな目的でもあります。

 

4 一人の作家と多数のスタッフ

 アートは基本的に一人の作が創り出します。アーティストのエネルギーや思いや願い、そういったことが作品にこめられ完成していきます。そのほとんどは一人の人間から生まれて来きます。

 デザインは多くのスタッフが関わり制作していきます。プランニング、プロデュース、フィニッシュワーク…。これらの人々がアイデアを出し合い、工夫し、いくつもの検討や確認を重ねながらデザインが進んでいきます。実にたくさんの人が携わり、完成するのです。

 

5 一人に発信、多数に発信

 アートは作家が創り出す作品と向き合ってつくられます。そして、鑑賞する人がその作品に感じることは一人一人異なります。それぞれが思い思いのことを感じます。それはアートが放つものであり、アートならではの特長であり、アートの仕事なのかもしれません。つまりアートはその作品の前に立った一人に発信すると言えるでしょう。

 デザインは常にその背景にあるターゲットになる多くの人に発信するためにつくられます。そのためにデザインが必要であり、必然として生まれるといっていいのかもしれません。発想の段階から完成に向けて計画的に構築されたアイデアが、デザインによって多数への訴求力と発信力になっていきます。

 

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アートとデザインの違いを1対1と1対多で切り取り5つの軸で考えました。

アートもデザインも、暮らしの中に大なり小なりあり知らないうちに触れている。

そんな身近なものなんだなということに気づくと

今までの過ごし方がちょっと変わっていくかもしれません。

そして、これからの毎日が少しでも楽しくなればと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。